屈強な男性のブログ

チャンピオン・ジャンプの感想を中心に、日々の雑記とか諸々

本を300冊くらい売った。ゲームも20個くらい売った。

正月に実家に帰ったら「本を売りなさい!」と母親に迫られた。

僕が学生時代からずっと溜め込んだ本だ。

最高で3000冊くらい貯まっていたが、実家を出るときにほとんど処分したので、今は500冊程度にまとまっている。

 

「それでも邪魔だ!」といわれた。「古本のニオイがホコリっぽくてイヤだ」だそうだ。うーん。その紙の香りが好きなのに。

紙魚もわいてないし、いいじゃん」と反発したが、結局押し切られて処分することにした。

 

ブックオフに行って、小さめのダンボール4つ分売った。

111冊:1625円

 

思ったより値段がついたので、さらに売ることにした。

とんぼ返りして、本棚から漫画を詰めて、またブックオフへ行った。

119冊:3535円

1往復目よりも平均単価が高いのは、ちょっと新しい作品も含まれているからだ。

 

これで本棚が多少スッキリした。

また帰省したときに、残りの本も売るつもりである。

 

正月休みが終り、実家からアパートに戻った。

年末やらなかった大掃除に手をつけようとしたとき、やらないゲームソフトが目に付いたのでお宝倉庫に売り飛ばすことにした。

ゲーム 22点:7740円

平均単価が低いのはDSとかPSPソフトが多いからだ。

これら旧世代ゲームソフトは5円~20円くらいだった。

3DSのソフトは500円から2500円くらいでそこそこ値段がついた。

ついでにDSLite本体とPSP本体も売った。300円くらいで買い取ってもらった。

 

さらに本も売り払った。

ブックオフ46冊:1385円

三洋堂35冊:1985円

値段の差は本の質の差だと思う。

ブックオフの支払いが悪いわけではない。

 

 

集計すると、

本は計331冊で8350円、

ゲームは22点で7740円、

合計で16270円である。

 

ヨゴレとかで値段のつかない本は50冊くらいあった。

このブログで計上したのは値段がついた本だ。

 

本の内役は

・マンガ250冊

・小説30冊

・PC書籍30冊

 

ゲームの内役は

PSP:10

3DS:5

ゲームボーイアドバンス

・本体:2

・付属品:2

 

・・・くらいだと思う。厳密なところは良くわからない。

 

 

 

手放したことに後悔はない。

むしろスッキリした。

物理的なスペースが空いたので、ようやく大掃除ができる。

 

読みたくなったらネットで大抵の本は手に入る。

アパートにしろ実家にしろ、スペースが限られている。

できれは電子で読みたい。

 

2017年は、できる限り紙の本を買わないようにしようと思う。

マンガ喫茶やネットで済まそうと思う。

しかし、結局僕は本が好きだし、本屋が好きだ。

コレクター気質はまったく無いが、本棚は自然と埋まるものである。

 

レンタル漫画や、図書館って手もあるけれど・・・。

さて、どうしようか。

週間少年チャンピオンの新連載で振り返る2016年

新連載リストはWikiぺぢあから抜粋した。

 

 

・正義の殺人鬼  鈴木優太 2016.09号から2016.35号

大天才・鈴木優太先生の初連載。

この作者は新人ながらも、2015年には読み切りを5作程度連続で出していて、どれも傑作だった。はっきり申し上げて他の新人とはレベルが違う。

どう控えめにみても大天才である。

だけれども、この新連載、全然面白くなかった。

 

onecall2ch.com

このマトメを読むと、チャンピオン編集部が「JOJOっぽ過ぎるなあ」とか考えて、鈴木先生の表現を制限したのが敗因だ。

 

いーんだよJOJOっぽくて!

 

鈴木先生の個性は荒木先生のマネをしつつ、尚、光るものがある。

鈴木先生の個性は荒木先生の個性を超越できる資質がある。

もっと自由に書いてほしい。

 

 

・放課後ウィザード倶楽部     渡辺義彦(漫画) 架神恭介(原作) 2016.16号から2017.2号

第一話を読んだときは「これからどんな冒険が始まるんだ?」とワクワクしたのだけれど、結局たいした冒険はできずに終わってしまった。

 

作画の渡辺義彦の前作「バーサスアース」は大好きだった。

架神恭介先生は有名な作家らしい。だけれど、明らかに脚本が迷走していたし、作画に耐えうるストーリーを提供できなかった。

 

・ミドリノユーグレ     藤田勇利亜     -     2016.18号 連載中

放課後ウィザード倶楽部に続く大型連載である。

第1話は最高にワクワクしました。

だけれども竜頭蛇尾で、よくわからないまま連載終了してしまった。

この主人公は元気で好きだったが、脇役キャラクターを魅力的に設定できなかったのが原因かも。

 

 

・猫神じゃらし!     福地カミオ     -     2016.19号 連載中

チャンピオン純正作家「福地カミオ」先生の新連載です。

デビュー作の短期集中連載からチェックしているが、絵柄はどんどん柔らかくなって、可愛らしさがUPし続けている。おっぱいも実に柔らかそうに描き、とても素敵だ。

萌えマンガとして、まんがタイムきららで連載していてもおかしくない。

ねこきっさとタメを張れる。

 


・マル勇九ノ島さん     木佐貫卓    2016.26号 連載中 

魔王&勇者・・・

いかにも「小説家になろう」っぽい世界観だ。

そんなに嫌いじゃないけど

 

 

・永遠の一手 -2030年、コンピューター将棋に挑む-     松島幸太郎(漫画)     伊藤智義(原作)2016.28号 2016.40号

面白かった。

2016年の最高の収穫といって過言ではない。

とくに松島幸太郎先生の作画がよい。

イケメンとそれ以外を明確に峻別しつつ、かつ、嫌味にならないキャラクターデザインが達者だ。(つまりブサイクの書き方が上手い)

松島先生は当代きっての作画屋であるとヒシヒシと感じた。

さらに演出も上手く、将棋の緊張感がビリビリと伝わった。

テーマの将棋も、「電脳戦」が記憶に新しく、チャンピオンとしては珍しくタイムリーな企画だった。

 

これはいいマンガだ!と思っていたところ、続編の読みきりも発表されたが・・・うーん。本作ほどの面白さは感じなかった。

 

 

・六道の悪女たち     中村勇志  2016.30 連載中

ピンとこない・・・それなりに人気があるようだが・・・ピンとこない。

 

 

・ベルリンは鐘 ヤッホー! ニャロメロン     -     2016.40 連載中

ニャロメロン先生はネットマンガでは爆笑の作家だけれど・・・うーん。ネットマンガよりおもしろくない・・・

 

 

・BEASTERS     板垣巴留     2016.41 連載中

大好きな作品です。

読みきりで3作くらいプレ連載していて、中でも「惚れた肉食獣に、小指を食わせた草食獣」のストーリーがいまでも印象にのこっています。

繊細なストーリーとそれを支える作画演出力が伴った作家です。

傑作・・・ですが、少年漫画っぽくはないですよねぇ・・・。

 

 

・あつまれ!ふしぎ研究部     安部真弘     2016.41連載中

イカちゃんの作家ですが・・・。

イカちゃんのほうが好きだったなあ。

席を福地カミオ先生に獲られて、取り返せないイカちゃんって感じだ。

 

なんだろう、男主人公が不快なのかな。

 

ハーレムマンガとして読めばソコソコなのかもしれないけれど、ハーレムとイカちゃんは別のジャンルのマンガだしなあ。

 

 

・まとめ

なかなかの粒ぞろいではな有るけれど、

「AIの遺伝子」「吸血鬼すぐ死ぬ」「少年ラケット」「ハリガネサービス」ほどのインパクトは無かったかなあ。

BEASTERSは面白いけれど、渋すぎる雑誌がさらに渋いことになるので、一長一短ですわ。

 

松島先生・渡辺先生は、良い原作者を得て、紙面に帰ってきてほしいと思います。

 

人食いの大鷲トリコを買った

FF15と悩んだが、評判の良いこちらを購入。

 

なんでも、ICOとワンダで有名なゲーム作家の作品らしい。

僕はどちらもプレイしたことがないけど、独特な世界観は楽しみだ。

 

ゲームジャンルすらわからないママ購入した。数時間プレイして、こいつはパズルっぽいゲームだと気がついた。

 

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

 

なんか面白くないなあ。

レビューを見ると、トリコの可愛さを楽しむゲームらしい。

たしかに、狭いとこにトリコが顔をつっこむトコロなんて最高に可愛いんだけど・・・・・でも可愛いだけだよなあ。

 

それにしても妙に酔う。

もともと3D酔いする体質だが、ドラクエヒーローズⅡのときは全然酔わなかったのだけれども・・・。

グラビティ・デイズより酔うとは思わなかった。

 

セーブゾーンとか、ゲームシステムとかがはっきりしていれば、酔ったら休憩できるのに、そういう説明が何も無いんだもんなあ。どこで休憩できるのかがわからない迷宮を彷徨っているかんじだ。

主人公は無限大の体力を持つけれど、こっちの酔いは限界があるんだよ。

 

 

総じて、期待はずれだ。

 

ワクワクして買ったんだけどなあ。

新連載で振り返る2016年の少年ジャンプ

 そろそろ今年を振り返ってもいい時期だ。

新連載を題材に週間少年ジャンプを振り返ってみる。

 

作品リストはWikipediaから抜粋した。

 

・ゆらぎ荘の幽奈さん ミウラタダヒロ - 2016.10 連載中 -

今年の出世頭。

古きよきお色気マンガである。

絵柄が似ているぶん、TO LOVEるよりエムゼロっぽい雰囲気だ。

幽霊(巨乳)、猫又(ロリ)、管理人(ロリババア)、酒呑童子(露出狂)、退魔忍(へっぽこ)・・・とパターン網羅していて、しかも舞台が温泉つきアパート!

ラブひな以降20年続く、古典的でディフェンシブな構成である。

少年誌に退魔忍を出したのが唯一のオフェンシブ要素といえるのかもしれない。

 

新しいアイデアが少ないので、あまり僕の好きなアプローチではないが、気がつけばすっかりジャンプに定着してしまった。

まあ、お色気マンガなんてこんなもんだろう。

固定ファンが多いのもわかるし。おっぱいは正義だし。

 

・鬼滅の刃 吾峠呼世晴 - 2016.11 連載中 -

「ビミョーだしすぐ終わるだろう」と思っていたが、人気を得たらしく、現在まで連載を繋げている。

作者の独創的なセンスは読みきりから注目していた。ただ、ちょっと青年誌寄りの内容だったので、ジャンプでヒットするとは予想していなかった。

絵柄の繊細さも青年誌に向きだし、迫力あるバトルが絶対に必要なジャンプでは連載しないと思っていた。

 

予想に反してバトルマンガで連載し、ヒットの兆しすら見せている。

意外だ。

 

和風なセンスが受けたのかのかもしれない。

それに炭治郎の「おれは長男だったから我慢できたけど、次男だったら危なかった!」みたいな台詞に顕れる、作りこまれたキャラクター造詣が人気なのかもしれない。うーん。上記にあげた台詞は好きなのだが、全体的には、正直ビミョーだ。他の新連載があの体たらくなので、しばらく連載は続くのだろうが・・・ちょっと様子見だ。あと、善逸をもっと活躍させてほしい。

BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS- 池本幹雄(漫画) 岸本斉史(原作・監修)小太刀右京(脚本) 2016.23 連載中

ナルトの外伝。あんまり面白くない。

 

・たくあんとバツの日常閻魔帳 井谷賢太郎 - 2016.24 2016.44

女の子が可愛くてエロいのでもうちょっと人気が出るのかと思ったけど、あっさり20週で撃沈した。

ケツとフトモモに妙に執着していて、ケツを顔面に押し付けたり、フトモモで顔面を挟んでみたり、そういう気持ち悪いこだわりが好きだった。

絵の上手い作家だが、連載の後半は息切れして雑になったのは残念だった。彼の歪んだ性癖の世界をもう少し眺めていたかった。

 

・約束のネバーランド 出水ぽすか(作画) 白井カイウ(原作) 2016.35 連載中

バイバル&脱出モノ。

作画・原作ともに新人だが、たぶん原作はベテラン作家の変名だと思う。

一定の緊張感は保ちつつ、かつ、丁寧に描いている。洗練されたエニグマを呼んでいるようだ。

毎週、状況が悪化してたり良くなったり・・・徐々に物語は進展するが、今のところスカッとするシーンは無い。

みごとに脱出を果たしたら最高のカタルシスなのだが・・・連載はそこまで持つのだろうか。

 

わりと楽しみに読んでいる作品である。ガンバッテほしい。

 

・ラブラッシュ! 山本亮平 - 2016.38 2016.50

今年の新連載、堂々1位の作品である。僕の中では。

キャラクターが愛らしく、生き生きとしていたので心地よかった。主人公も本ヒロインも誠実で嫌味無く、何よりココロちゃんがとてもかわいい。

そして展開がスピーディー。

2話目で本ヒロインに告白しちゃうくらいにスピーディー。

同時期に連載していたニセコイがウダウダやっていたせいで、このスピーディーさが痛快だった。

 

ニセコイの後釜に収まると思っていたが、速やかにジャンプから退場と相成った。

ただし、きれいにストーリーを完結させているので、打ち切りの印象は無い。

計算された構成の短期集中連載みたいだ。

 

・レッドスプライト 屋宜知宏 - 2016.39 2016.52

好きだったんだけどなあ。

少年誌の王道ってこんな感じだったんだけどなあ。

10週そこそこで打ち切られてしまった。

 

打ち切りの原因は数あれど、自分が一番引っかかったのはモノ君の扱いだ。

 

お前らモノ君を電力奴隷から開放するために、帝都から救い出したんちゃうんか。

レッドスプライトの中でモノ君を電力扱いしてどないすんねん。

電力人間の人権を踏みにじり、電力を搾取する帝国を憎んでいるんとちゃうんか。お前らが同じことしてどうするんや。

 

救い出したモノ君にコードをつなげるときに、ひとエピソードあっても良かったのかなあ・・・と思った。

それかあの痛々しいコードのデザインを変えるとか・・・

五本指を全部コードに繋いでさぁ・・・痛そうじゃん。

あんまり救われた感じがしないんだよねぇ。

 

・歪のアマルガム 石山諒 - 2016.45 連載中

三ッ首コンドルの作者のリベンジ。

主人公の相方にイケメンを配して婦女子票を狙いにきた、スタイリッシュアクションマンガだ。

絵はとても上達しているし、イケメンもカッコいいが・・・連載順を見る限り、芳しくないようだ。

敵組織が魅力的に描けるかどうかが、生き残りの鍵となるのか。

 

・青春兵器ナンバーワン 長谷川智広 - 2016.46 連載中

第一話はクソつまらない打ち切りマンガの典型だったが、だんだん面白くなってきた。

熊殺しのあたりから、徐々に。

上手く打ち切り回避して、定位置をつかめればよいのだが。

 

・デモンズプラン 岡本喜道 - 2016.51 連載中

薄味・・・。

いまのところ印象に残るキャラもシーンも無い。

打ち切り候補筆頭である。

 

・オレゴラッソ 馬上鷹将 - 2016.52 連載中

いますぐ連載を辞めるべきである。

「テコンドー選手がサッカーをする」という少年誌らしいアイデアは良い。

テコンドーは足技の達人である。サッカーとの相性は抜群だろう、キム・カッファン

 

ただ、愛が無い。

 

テコンドーにもサッカーにも愛が無い。というかスポーツそのものへの尊敬がまったく無い。馬鹿にしている。

 

そもそもこの作者、直近の読みきりはポップでキュートなSFマンガだ。

僕はそれが好きだったのに、なぜサッカーマンガで連載なのか。

お前の友達はボールではないはずだ。

SFを描けばいいのに。可愛いグレイ娘をまた見たい。

 

・まとめ

ラブラッシュ!!が好きだったのだが、打ち切られた。

2016年はそんな一年だった。

それ以外は何も無かった。

ホストコンピュータ?

仕事でさ、

ホストコンピュータとクラウドを連携する仕事に就いたわけだよ。

 

・・・わけわからんじゃん。


なんだよ「ホスト」って。

イケメンが接待する夜の店かよ。

ドンペリいれりゃーゴキゲンなんだろ?

ピンドンいれるよ。畜生が。

 

クラウドはわかるんだよ。

単にサーバの置き場所が変わっただけだし。

FF7の主人公だし。

ザックスじゃないほうのあいつだよ。

 

つっても、いくらクラウドさんが人気キャラでも、

ホストにゃ敵わんのよ。

 

クラウドとホストが喧嘩したたら、ホストが勝つんだよ。

 

ホストは金持ってるし・・・結局金持ちが勝つんだよ。

(ホストコンピュータ時代に活躍したプログラマが、プロジェクトマネージャーになって予算を取り仕切っているという意味)

 

ホストのノリに合わせるっつーのはしんどいよねー。

テンション合わないじゃん。

ケタケタうるせーんだよマジで。

COBOLの固定長主義者は全員死ねばいい。

なにがダブルバイト文字だ! 

UTF-8はマルチバイト以上もふつーに取り扱ってますよ!

バイトで計算したら桁あふれして当然だろ?

 

ホストってやつはほんとに嫌い!

 

・・・でも、クラウドはホストに負けちゃったんだよ。

予算の都合上。

 

こんなんじゃずっとホストだよ?

夜の仕事から抜け出せないよ!お天道様の下で真っ当に働くあなたが見たいよ!

(ちょっとは現代風の仕様にあわせてくれないと、いつまでたってもメンドクサイままなので、ちょっとはスッキリしてほしいという意味)

 

もういや!

(もういや!という意味)

 

やってらんない!

(開発フェーズでも十分地獄なのに、こんなの保守できないよ!という意味)

 

 

 

 

愚痴でした。

「ら抜き言葉」の研究

図書館で本を5冊借りました

 

・アナウンサーの日本語論(毎日新聞社

・揺れ動くニホン語(東京堂出版

・方言学入門(三省堂

・砂漠に風が棲んでいる(角川学芸出版

・アフリカ大陸探検史(創元社

 

日本語研究本を3冊、アフリカの本を2冊です。

日本語研究本が多いのは、僕の中で10年以上前から燻っていた、ある疑問のせいです。

 

ら抜き言葉ってそんなに悪いことなの?」って疑問です。

 

ら抜き言葉」とは可能を表す助動詞の使い方のことです。

例えば、「見ることができる」は下記「A」「B」2パターンで表現できます。

A:見れる。

B:見られる。

 

現在、『ら有り言葉』ことが正しく美しい日本語であるとされています。

よって「B:見られる」が正解とされています。

しかしココからが問題です。「見られる」派の人間が、「見れる」派の人間を糾弾する動きがあるのです。

 

「『見れる』なんて汚い言葉遣いの、正しい日本語を解さぬユトリどもや、教養の無い俗物が日本で幅を利かせてやがる。こんなことでは、この国の教養は崩壊してしまうぞ! 矯正してやる!」

ってな論調が、かつて、そこかしこに見られました。テレビでも、新聞でも。ネットでも。「正しい日本語を使いましょう」キャンペーンが張られました。

よくある「言葉狩り」の情景です。

 

しかし、だがしかし、僕は、生まれてこの方「ら抜き言葉」に違和感を持ったことが無いのです。

日本語に一家言あるから・・・ではなく、僕の性質によります。

 

僕は言葉を捉えるのが生来苦手なのです。

会話のスピードについていくのが精一杯で、「ら」が有るか無いか程度の、言葉の揺らぎに神経を尖らせる余裕はありません。

聞くのも苦手なら喋るのも苦手です。なので、この程度の「ら」の有無でイチイチ喧嘩なんかしてほしくないのです。

ちょっとしたスピーチでもSUN値削られる思いなのに、「ら抜き言葉」を使った程度でチクチク攻撃される風潮が強まれば、口を噤んで生きてゆくほか無くなるのです。

 

なので、図書館に向かい、研究者の知恵を借りたのです。

 

結論として、「ら抜き言葉」は方言です。若者言葉とか、「間違った日本語」ではありません。

 

現在の標準語は明治時代に「東京の教養のある人々」が用いる言葉をベースに策定されています。しかも、お役所が、政策的に「東京弁をベースに標準語をつくろう!」と決定したわけではなく、なしくずしてきに、なんとなく「東京弁=標準語」と定まったようです。

 

歴史的経緯は色々あるみたいですが、つまるところ「東京弁=正しい言葉=標準語」です。

なぜ東京弁を標準としたのか? 名古屋弁や山形弁じゃダメなのか? という疑問もありますが、明治時代の空気には抗えないので、しょーがないのです。

ともかく「東京弁=ら有り」が標準と定まりました。

 

しかし地方では「ら抜き」が伝統語として定着していて、「揺れ動くニホン語」の「ら抜き・ら有りの言語地図」では関東・中部・近畿地方を中心に「ら抜き言葉」が分布しています。

かなり広い範囲で「ら抜き言葉」が使われているのです。

 

僕は生粋の愛知県民であり、先述した地図によると「ら抜き言葉」を常用して生きてきた地域の人間です。こういう環境に育った僕は、「ら抜き」「ら有り」のどちらに軍配を上げるべきかはよくわかりません。

 

ただ、「『ら抜き』を喋るやつらは無教養だ!」 という風潮には反対です。

そんなこと言ったら、「ら抜き」地方で教養を積んだひとが、全員無教養になってしまうじゃないですか。「ら」の有無なんて瑣末な問題で人間を鑑定するのは、ちょっと無理があります。

 

 

 

 

 

 

 

・・・ちなみに、今回のブログの内容は考察不足です。

「ら抜き」が昔からの方言であるとすれば、若い世代に「ら抜き」が多い理由になりません。

文部科学省の調査で、

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2016092101_besshi.pdf

「見れらる」を普通使いする年代を割り出しています。

「見られる」を普段使いする16歳~19歳は16.7%しかいません。しかし、70歳以上では63.2 %です。

 

ら抜き言葉」は方言? 若者言葉? 

 70歳以上の30%は「ら抜き言葉」を使っているのも興味深いです。

 

調査の母集団は「全国」としかないので、地域差を確認できないのが残念です。

新方言という概念もあるようで・・・もう少し深く考えて見ます。

 

暖房クエスト

そろそろ冬ぞなえをしようと思い家電屋さんをハシゴ。

去年はケチったせいで、非常に寒い思いをしたのでね。

 

オイルヒーターがほしいが、

1200ワットで木造3畳・鉄筋8畳。

高いワリにパワーがない・・・しかも暖房効果を実感できるまで、一時間くらいかかるという。燃費(電気代)が高いというハナシもあって、いまいち購入に踏み切れない。

 

セラミックヒーターも気になる。

こっちは温風が出る分、暖房効果は早いけど、暖まる範囲はオイルヒーターと変わらないみたい。

 

ううむ・・・なんかパワー弱くねぇ?弱いよね?

電気系は悉く弱くて、なんか「サブの暖房」扱いらしい。

複数買って、家中に置けってことなのかね。めんどくさい。

 

電気系で唯一の「メイン暖房」はエアコンなんだけど、こっちは10万円オーバーなので手が出ない。文字通り桁が違う。

電気でなく、石油ストーブ系は15畳だの20畳だの・・・倍のパワーで景気がいい。

ただ、うちのアパートって石油ストーブ禁止だった気がする。

(入居のときに説明された記憶がある)

 

結局、今日は見送りました。

もうしばらく調査した後で、なんらかの暖房は購入しようと思いますが・・・。

どれも決定打がない。悩ましい。

やっぱりコタツ出すか?

アレは悪魔の道具なので、できれば避けたいのだが。

 

 

・・・このブログを書きながら日本酒を飲んでいたらポカポカしてきた。

これが最強の暖房か? 良くも悪くも。