屈強な男性のブログ

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週刊少年ジャンプ2017年の感想

あけましておめでとうございます!


2018年も前向きに頑張りましょう!

早速ですが2017年のジャンプ新連載を振り返ってみます!


なおこの記事は、こちらのサイトを深く参考にさせていただきました!

「週刊少年ジャンプ」新連載作品リスト(2017年): 朴念仁と居候

 


・「僕たちは勉強ができない」筒井大志 10号~連載中

2017年のジャンプを語るうえで避けては通れない最大トピック【新連載6連弾】の第1弾として堂々のスタートを飾る本作。
「サンデーっぽい絵柄の漫画の漫画だなあ」というのが第一印象。


初期ヒロインたち(文系・理系)には魅力を感じなかったが、体育が登場したあたりからラブコメ密度がギュッと高まって面白くなった。
可愛いからね、うるか。可愛いからね。
かといって体育だけに人気が集中するわけではない。
純愛キャラの体育を梃子にしてヒロインたちを刺激している。
文系を恋愛師匠にしたり、理系の恋愛無知を強調にしたり、いろいろなテクニックを駆使して、各ヒロインの魅力を引き出している。

うむ。なかなかよくできている。いま人気投票をしたら誰が一位になるんだろう・・・
バランスどりが非常に上手な作品だ。
いつの間にかニセコイの後釜に収まり、そしてニセコイを超え、2010年代最強のラブコメ漫画になっている。
(ちなみに2000年代最強ラブコメ太臓もて王サーガです)

 

・「U19」 木村勇治 11号~28号

【新連載6連弾】の第2弾
少年たちが「大人党」に反逆する物語。
ジャンプには珍しい思想を前面に押し出した説教臭い作品だった。
うーん、つまらん! 
敵が「権力に媚びへつらう大人」なんだけど、その描き方があまりに上手すぎて、嫌らしさしか感じなかったのが敗因だと思う。
強大な敵! カッコいいライバル! というのがいなかったしね。
ラオウではなくてひたすらジャギを相手に戦っても・・・うーん、緊張感がないよね。
テーマ的に青年誌向けの作者なのかも。

なお、この記事はこちらのサイトも深く参考にさせていただきました。

【ご愛読】2007-2017週刊少年ジャンプ打ち切り・円満終了マンガ一覧【ありがとうございました】 - NAVER まとめ

 

・「ポロの留学記」 権平ひつじ 12号~29号

【新連載6連弾】の第3弾
魔王のほのぼの異世界体験記!
・・・なわけだが・・・なかなか軌道に乗れないまま終わってしまった。
可愛い絵柄は素敵だが、印象に残るエピソードが少ないのが残念。


・「腹ペコのマリー」 田村隆平 13号~46号
【新連載6連弾】の第4弾
べるぜバブの田村先生の作品。
いやー第1話は震えたね。面白かった。
流石、ヒット作者!って思ったもんね・・・。
ただそこから先が無茶苦茶だった。僕はこの漫画ほど迷走した作品を知らない。
ヤンキー抗争? 歴史IF? ラブコメ? 能力バトル?
どれがメインなのかわからないまま、軸足常にブレさせながら、結局どこに着地するわけでもなく、なんとなく打ち切りエンドになった次第。

1話1話とか、1ページ1ページは面白かった。さすがのセンスを感じました。
だけど、全編通してまとまって読むと「???」って感じ。

近年稀にみる迷作である。

 

・「Dr.STONE稲垣理一郎(原作)Boichi(作画) 14号~連載中

【新連載6連弾】の第5弾

うおおおお!2017年のジャンプはこの作品のためにあった!
アイシールド21の理一郎先生がまさかヤング誌で活動するBoichi先生と手を組む為害性! そこからうまれる大傑作!!!
こういう作品と出会うために僕は毎週ジャンプを買い続けているんだなあ・・・としみじみ感じ入る。

感想を書くといろいろ長くなるので割愛するので僕の一番好きなシーンだけ書きたい。
僕のベストは、もちろん、「電気を灯すシーン」だ。
あのシーンのクロムの真剣な眼差しが好きだ。
Boichi先生の少年誌寄りに簡略化した絵が弾けて、ちょっとリアルな画風になって描かれる、クロムと妖一が好きだ。あの見開き含めた数ページに、科学の偉大さと、科学にあこがれる少年の心情をよく描き出したと思う。
2017年で一番感動した。

 

・「ROBOT×LASERBEAM」 藤巻忠俊 16号~連載中

【新連載6連弾】の第6弾! 大トリを飾るのは黒子のバスケで大人気を博した藤巻先生だ!
高校ゴルフ漫画! ・・・と思っていたら、連載途中で3年飛び越えてプロゴルフ編へ・・・アレレ? 迷走してんのかな?
正直、高校編はイマイチ面白くなかった。味方も敵もキャラ薄いしね・・・いきなりプロ編に飛び込むのはアリだが・・・実に思い切りがよい。
しかし・・・高校でゴルフデビューしたロボ君が3年後にプロ・・・?

うーん。

とりあえず、今週号で主人公が「絶対にホールインワンする能力」の持ち主だということが分かった。トンデモ能力である。
ジャンプ読者ならみんな大好きトンデモ能力!
もちろん僕も大好きだ!

「どこからでもスリーポイントシュートが入る」緑間君がバスケの常識を覆したように、このゴルフを根底から覆すトンデモ能力を生かし伝説的ゴルフ漫画に成長しててほしいと思う。

 

・ 「シューダン!」 横田卓馬 28号~連載中

背すじをピンと!でおなじみの横田先生の最新作である。
このひとの漫画は面白いんだよなー・・・本作も面白い。
だけどピンとこない。

多分、表題と同じく、「集団」をテーマにした群像劇なのが原因だ。
静岡県特有の「サッカー少年団」をテーマにしたのが渋すぎるということもあるが、このピンとこなさはもっと表層的な面にある。

「勝ち負け」をテーマにしていないからだ。


サッカーというシンプルで、誰にでも理解できるスポーツをテーマにしながら、この作品の面白さがわかりづらい。

だってさ!んだよ「群像劇」ってさ!
ぜったいさ!スポーツ漫画だよ。前作はダンスみたいな文化部よりのスポーツだったらから良かったけど!
今回はサッカーじゃん!ガチガチのスポーツじゃん!
読者の興味は「勝った負けた」じゃん!
その辺りを弱めて、人間関係の「絆の深さ」とかをテーマにされても、なんかすっきりしない。
まずは殺し合ってほしい。

あと、この漫画、急に小学生編から高校生編に時空ワープした。
学生相撲から大相撲にワープした火ノ丸相撲といい、学生ゴルフからプロゴルフにワープしたロボレーザービームといい、空前のワープブームである。

 

・「クロスアカウント」  伊達恒大 29号~連載中

マガジンっぽい恋愛漫画
すまん!読んでない! 
唯一、ジャンプで読み飛ばしている作品であり、それゆえ感想が書けない。
さっさと打ち切りになればよいと思う。

 

・「トマトイプーのリコピン大石浩二 45号~連載中

いぬまるだし!の作者です。
読み切りがあって、評判が良かったから本連載になったと思う。

でも、まるだしのほうが面白かった。

時事ネタが多するからか、笑えるネタは多いけれど・・・。

意外と構成で笑わせる作家なのだが、そういう話があんまりない。

 

・「フルドライブ」 小野玄暉 47号~連載中

わぁい卓球漫画! わたし卓球漫画だぁいすき!
P2!以来の本格卓球漫画がジャンプで掲載! 
アゲハ? ぷーやん? ・・・知らない子ですね・・・。

荒っぽくも迫力のある構図はすげー才能だが、いま一番の打ち切り候補だ!

原因は主人公のキャラ付けだ!
テニプリリョーマっぽい主人公なのに、動揺したり恥ずかしがったり・・・キャラがぶれている!
主人公のキャラブレは人気低下の原因だぞ!
もっと自信をもって!

ドライブの書き方とかはカッコいいし、迫力がある!
あとはキャラ!無理してでもキャラの芯は押し通してほしい。

 

・「ゴーレムハーツ」 大須賀玄 48号~連載中

正当派ゴーレム漫画!

読み切りの時読んでいたけど
「なんだこのくそつまんねー漫画・・・絵も下手だし、話もつまらん」
と思ってたけど、なぜか連載!

相変わらず話はツマランが、絵がすげーしっかりした感じになったと思う!
絵というか線が太くて強くなったのがいいと思う!

あとは魅力的で応援したくなるキャラを増やせるかどうかだ。
俺はあの女師匠は好きだぜ! おっぱいだし!

ちなみにこの漫画も少年編から青年編に時空ワープした!

2017年はやたらと時空ワープの多い1年でありました!

 

 

 

 

 

ちな去年の分!

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