久々に読書漬けの土日
土曜日
マンガ喫茶で色々読む。
オリバが弱い。
相撲が強いというか、オリバが弱い・・・って感じ。
8巻までは既読だった。9巻から最新刊まで読む。
状況が複雑すぎてよくわからない。
巻頭のあらすじに救われる。
ホモネタ多いな。
・『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』(りゅうすいのつばさ しき りゅうこうせいかいでん)
ハッキリ「面白くない」というのが率直な感想だ。
川原節は単調だし・・・なにより、わかりづらい。
肝心なところを文章で誤魔化されている感じがする。
マンガなんだから絵とコマで表現してほしい。
原作既読済み向けの作品なのか?
作中では、ついに劉邦と項羽がともに関中に攻め入ることになった。
秦王を先に討ち取ったほうが次の皇帝になれる。
シビアなレースが始まるわけで、ここから面白くなってほしい。
(この作品の劉邦にシビアな動機なんかない。項羽も川原マンガ特有の「俺の中の獣・・・が云々・・・!」な奴だし・・・どっちもいまいち応援できないなあ)
・江川と西本
1980年代を代表する巨人のダブルエース「江川卓」と「西本聖」を描いたこの作品。
ついでに定岡も加えて「三本柱」となる。
とにかく西本選手の描写がいい。
根性があって、真っすぐで、負けず嫌い。
少年漫画の主人公そのもののような人物だ。
江川を一方的にライバル視していて、江川登板時になると、
「江川! 負けろ!」とベンチで念じる様も面白い。(同じチームなのに・・・プロ野球選手のライバル関係って面白い)
一方の江川は入団経緯もあって(この辺りは野球ファン向けの描写だ)、世間からは嫌われ者だが、本人は「根明のマイペース野郎」で憎めない。
当然、長嶋や王も出演して、とにかく巨人、巨人、巨人!
往事の美化もあるし、巨人ファン向けの作品には間違いない。
ただ、中日ファンの僕でも楽しめた。西本選手のキャラクターに惹かれたからだ。
原作は「グラゼニ」の「森高夕次」・・・イヤミな野球漫画を描く男だ。ただ、本作では実在の(しかも存命の)人物を出演させているため、イヤミよりもリスペクトを強く感じる。読み味が爽やかになっていていい。
作画は「哲也-雀聖と呼ばれた男」の「星野泰視」・・・哲也のころより絵が上手い。本作中でもドンドンうまくなっている!作画師としての才能がすごい。
そんな土曜日。
江川と西本が読めて満足だった。
13時にマンガ喫茶に入って20時半に出ました。
マンガ読みっぱなし。
8時間パック! 2000円!
ランチ500円!
ほんの昼飯のつもりが丸一日潰れました!
満足!