週刊少年チャンピオン 感想(4+5号)
仕事が忙しくて発売日に感想が書けない・・。
ベスト3
1位:刃牙道
本部さんへの尊敬を隠さないガイア。
・・・ッてこんなキャラだっけ?
もっとクールな性格だった気がする。
2位:兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿
「コイツ動けるな なかなかの上物だ」
・・・黄多川ちゃんだけ出てるマンガが違う。刃牙っぽい。
3位:マジカロマジカル
最終回。鈍足毎日先生の初連載が終ってしまいました。
まとまっているんだけど、やっぱり打ち切りっぽい感じはする。
絵はちょっと90年代っぽい童顔な美少女絵で、非常に好きだった。
よく脱ぐし、基本巨乳だし。
ただ、ストーリーが重たすぎた。
だけど、世界観は殺伐としている。
「怪物化した人間」によって半壊した世界で、
だれもが苦労して危険な時代を生きている。平和などない。サバイバルだ。
だから、魔法少女はみんな、
「怪物に家族が殺された、仲間を失った」という暗い過去を持ち、
負い目を抱えながら生きている。
そのトラウマの具現がマジカルパートナーと呼ばれるマスコットだ。
本作の場合、与えられた役割は非常に重い。
マジカルパートナーは、
「魔法少女が抱えているトラウマを分け合う」ためのカウンセラーだ。
残酷な世界で倒壊しかかった少女の精神を支えるための柱だ。
ただし、仮設的な柱でしかない。
「真の仲間を得る」など本来の柱を得た場合、
つまり、魔法少女がトラウマを克服した場合は、
マジカルパートナーは役目を終えて消え去ってしまう。
どんなに魔法少女がマジカルパートナーのことを大切に想っていても、
役目を終えたマジカルパートナーはこの世には残れない。
マジカルパートナーとの別れは印象的に描かれている。
成長の代償として、少女から大人へのイニシエーションとして。
それこそがマジカロマジカルという作品のテーマそのものだ。
このマンガ、一見するとお色気美少女マンガだが、
「トラウマの克服と、その代償」という重いテーマを前面に押し出した、
かなりマジメなマンガであった。
もっと軽くても良かったんじゃないかなあ。